近視矯正治療法オルソケラトロジーというと仰々しいですが、
寝る時に特殊な専用コンタクトレンズを使用して、起きている間は裸眼で過ごす事が出来るようになるという治療法です。
さて、夏は海へ山へとお出かけする機会が増えますね。
夏休みをメガネや普段のコンタクトレンズ無しで過ごしてみたい人は是非お試し下さい。
・手術ではないので角膜をレーザーなどで傷つけるわけではなく、自分専用の特殊コンタクトレンズを使用して角膜の形を整えます。
・寝ている間(約6~7時間)に使用します。
また、夏休みを利用してオルソケラトロジーを始めるお子様が多いです。
・小学生くらいの子供の段階では近視の進行を抑制する効果が特に大きい事が学会で多数報告されています。
・小さいお子様の治療に保護者の方が協力しやすく、治療に慣れる時間を作りやすい。
・手術ではないので受験シーズンでは治療を一旦中止して、眼鏡やコンタクトレンズに変更する事ができます。
治療開始には、まず適応検査が必要です。
残念ながら現時点では、治療を希望する全ての人が使用できるものではありません。
角膜の形状や度数などで治療が難しい場合もあります。
適応検査を実施することで、せっかく治療を開始したのに効果が出ないという事が無いようにするためです。(個人差はあります)
治療に適応があれば、実際にレンズを装着するテストを行います。
テストによって、「良好な効果が得られるかどうか」「レンズに対する拒否反応がないか」などを確認します。
治療開始を決定したら、1週間ほどでレンズが届きます。
さぁ、たくさんの楽しい思い出を作りましょう!