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2020.01.14

冬に起こりやすい眼病

1月に入っても例年に比べて暖かい日が続いていますが、寒暖差が大きい時は体への負担が増えますので注意が必要です。

冬に起こりやすい眼病についてご紹介します。

「動脈閉塞」「静脈閉塞」・・・気温の大きな温度差が起こると血管に負担がかかり脳卒中や心筋梗塞などの要因になりますが、同様に、目の奥にある網膜に通っている動脈・静脈が閉塞すると急激な視力低下を引き起こします。動脈閉塞の場合は非常に治療が難しい症状です。静脈閉塞の場合は、程度にもよりますがレーザー治療などで視力改善の可能性があります。

「結膜下出血」・・・結膜(白目)の血管が切れ、白目が真っ赤になります。自覚症状はほとんどなく、鏡を見る、人に指摘されることによって気が付くことがほとんどです。見た目に驚きますが視力に影響はなく、出血は2週間程度で吸収されます。

「ドライアイ」・・・冬の乾燥した時期に暖房で更に室内は乾燥します。そんな環境の中で、近くを見るパソコンなどの事務作業に集中すると、まばたきの回数が減少し目が乾燥します。目の表面は涙によって守られているのですが、乾燥すると角膜が傷つきやすくなり角膜びらんの原因となります。コンタクトレンズを使用している人は特に注意が必要です。

「アレルギー性結膜炎」・・・空気が乾燥している時期の室内は大量のハウスダスト・動物の毛・花粉などのアレルゲンが浮遊しやすく、目のかゆみ・充血などのアレルギー性結膜炎の症状を誘発します。

「緑内障」・・・気温の低下で眼圧が上昇することがあります。眼圧が高くなると網膜の視細胞や視神経がダメージを受け緑内障の原因となる事があります。緑内障は自覚症状がほとんど無いため、40歳を過ぎたら定期的に眼科専門医で検診を受けましょう。

 

目は非常に重要な器官です。視力の低下、目の奥の痛みなど、少しでも異常を感じた場合は出来るだけ早く眼科医を受診しましょう。

 

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